第一種衛生管理者と第二種衛生管理者のどちらを受験するべきか

理由がなければ第一種衛生管理者試験を受けよう

第一種衛生管理者と第二種衛生管理者のどちらを受験するべきですか?

 

第一種衛生管理者を受験した方がいいと思います。

 

そもそも第一種衛生管理者と第二種衛生管理者の違いは、「危険もしくは有害な業務を管理できるかどうか」ということです。

 

この業務を管理できるのは第一種衛生管理者のみです。

 

そして、試験問題は第一種衛生管理者と第二種管理者の共通問題として30問があり、それに上乗せする形で第一種衛生管理者には危険もしくは有害な業務に関する問題がさらに14問あります。

 

つまり、ここで考えるべきことは、第ニ種衛生管理者から上乗せとなる14問によるリターンはどの程度なのかということです。

 

第二種衛生管理者が管理できるのは危険もしくは有害な業務以外なので、主に事務所の業務のみになります。

 

しかし、第一種衛生管理者を取得すれば、事務所の業務だけでなく工場や建設業、農業などの幅広い業務を管理することができるようになります。

 

私としては、上乗せの14問の勉強をするだけでこれほど幅が広がるのであれば、いかなる人でも第一種衛生管理者を受けた方がいいと思います。

 

そして、実はこの上乗せの14問の負担が大きなものではありません。

 

このサイトで何度もお伝えしているとおり、衛生管理者試験は過去問をベースに問題が作られているので、わずかな努力でこの14問も解けるようになります。

 

工場や建設業などの危険もしくは有害な業務に属する職場で働いている人は無条件で第一種衛生管理者を受けることになります。

 

しかし、今現在は転職などのキャリアアップを考えていない事務所の職場の人でも、もしかしての将来もあるかもしれないので、第一種衛生管理者を受験することをおすすめします。